ここ数年、市内外の高校に行く機会が少なからずあり、その実態に思い
知らされる。というのも、各校には校風があり、各々特色があるものだ が、従来感じていたものとは少し違っているようなのだ。 それは成果至上主義をベースに、企業として各校生き残りを賭けた学校 運営を強いられているのだろう。あきらかに偏差値の違いが雰囲気とし て伝わってくる。やや高めの学校では一見まじめそうに見えるが、自己 評価が高く極端に言えば傲慢にさえ感じる。中間的な学校では男子は控 えめであり、自信もなさそうなのだ。一方技能系の学校は、目指すもの が具体的なことで、身なりや言葉遣いは乱れていても、上昇志向を感じ 取れる。ただ、いずれも女子の方がより意識が高く、安定しているよう に見える。 非正規雇用が3人に1人といわれる現在において、男は働い て家族を養うことが当たり前だという認識に縛られる以上、常に先行き の不安は拭えず、女性に頼っているように感じることがジレンマに繋が るかのようだ。 これでは到底結婚に踏み切ることも出来ないだろう。少子化が問題にな るのも、この辺りのことが原因かも知れない。 スポンサーサイト
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